政府体制について

2020年2月1日内閣官房職員の方がこの世を去りました。

ご冥福をお祈りします。

新型コロナウィルスの影響で、武漢市から政府チャーター機により、帰国した邦人への受け入れ体制に関与している、政府組織について説明していきます。

1.外務省(大使館):政府チャーター機搭乗希望邦人の調査、各居住地から武漢空港へのルート策定、移動手段確保、中国政府との交渉、といった武漢残留邦人をチャーター機に乗せるまでの工程全てを取り仕切る役割。

2.厚生労働省(検疫所):武漢空港での邦人引き受け、その時点での臨床症状確認、搭乗後の問診票管理、降機した邦人の指定病院への移送、隔離施設内に於ける衛生管理といった感染症コントロールに関する全てを取り仕切る役割。

3.経産省:外務省サポートの役割で武漢市内の邦人情報を収集。私は関わりを持っていないので詳細は謎。

4.内閣官房:全プロセスに関与しており、上記三つの組織をまとめ、内閣の首長たる内閣総理大臣を直接に補佐・支援する役割。

ご覧の通り、今回の脱出計画には4つの組織が関わっています。

故に下記問題が発生しております。

1.意思決定の遅さ。

2.各省の連絡伝達ミスによるトラブル。

2.に関してはチャーター機着陸後の長時間待機、ホテルの部屋不足と挙げればキリがありません。

結果、隔離されている邦人のストレスは日に日に溜まっている状態です。

幸いにも私はこのブログを通じアウトプットする事で俯瞰でき、Social mediaの多数の方から励ましの言葉を貰っているのもあり、精神衛生上は健康そのものでございます。

さて、冒頭に示しました内閣官房職員の落命に関しては下記原因と推察します。

1.元々何らかのトラブルを抱えていた。

2.邦人のクレーム処理で病んだ。

3.その他。

1.に関しては知る由もありません。3.に関しては今の時点で何が挙げられるか不明。

となると

消去法で「邦人のクレーム」が残る。

私は幸いにも当初検査拒否した二人(詳しくはこちら)以外にクレームをしている邦人に遭遇していない。

しかし、私が搭乗したのは第一便、今回亡くなられたのは第三便搭乗者の宿泊施設である。

第三便搭乗者は二便分の報道を武漢市内で孤立した状態で見ていたこと、長時間にわたる緊張状態により精神的にかなり不安定だったことが容易に想像できる。

その分政府関係者の方々への横柄な態度、理不尽なクレームが発生していてもおかしくない。

何故なら武漢から退避した邦人は「症状が無ければ隔離施設内で普通の生活が送れる」と認識している可能性があるからだ。

しかし、

政府関係者、医療従事者は「退避した邦人は新型に感染している」前提で受け入れ態勢を敷いている。

この様な両者の前提条件のすれ違いはどの様なギャップを産むだろうか。

例えば「タバコ一本吸う行為」にも両者間の歪みが発生するだろう。

何故なら隔離されている方は「いつも通りタバコを吸う」だけの行為に対して、

政府関係者、医療従事者は下記を予め確認し案内する必要があるからだ。

1.ライターを誰が調達し、それを届け、料金を回収するのか。

2.喫煙所までのルート、その間誰とも接触しない様に前後のオペーション調整。

3.喫煙終了までの待機、その間も誰とも接触しない様に前後のオペーション調整。

4.喫煙所から個人部屋へのルート。

当然、喫煙希望の者はストレスが溜まるだろう、

なぜなら「普通にタバコを吸いたいだけ」なのだから

しかし、準備する側はそうではない、上記の通り多くのプロセスを事前に確認する必要がある。

タバコはただの例であるが、この様なケースが多数発生していると考えられる。

そうすることで隔離されている側はストレスがどんどんたまり、

管理する側はタスクがどんどん増え休む暇もなく対応しなければいけなくなるだろう。

この様な環境の長期化、対応の積み重ねによる疲労が、今回の悲劇を産んだと私は考える。

私は今でも自分自身を「推定感染者」と自覚している。

なぜなら最大潜伏期間の14日目を迎えていないからだ。

今一度、今回退避出来た邦人は下記を肝に命じてほしい。

1.退避から14日目を迎えるまで全員「推定感染者」だということを自覚する。

2.まだ武漢市内に取り残されている同胞達がいること。彼らの精神状態はとっくに限界を迎えている、その中で自身が帰国できたことは幸運なこと。

政府関係者には下記の通り引き続き対応頂きたい。

1.内閣官房担当者の増員、又は各省からの派遣サポートの実施。

2.残留している、退避希望邦人の早期救出。

我々が政府関係者の皆様が寝る間も惜しんで対応していただいている事を認識する事で同じ悲劇は繰り返される事は無いと思います。

今夜も同胞達の早期救出を祈っております。

政府体制について” に対して2件のコメントがあります。

  1. 青天 より:

    TWが「一時的に制限されているアカウント」になっていますが、発信できなくなっているのでしょうか?

    1. Wuhan scapegoat より:

      @Wuhanblogsub がサブ垢です。

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